KindleUnlimitedで名作小説、太宰治著『人間失格』と夏目漱石著『坊ちゃん』拝読

123です。

波に当たらない数日続いているので、ここ最近踏み込んだAmazonkindle内を模索中。

サブスクですが最新雑誌や有名小説など無料で読めるものがあるので、どうせならフル活用せねばと自然と読書する時間も増えてます。

今回は太宰治著『人間失格』と夏目漱石著『坊ちゃん』を読みました。

言わずと知れた名作小説ですが、恥ずかしながら2作とも初です。

いままで手が出せずにいたこんな名作を読むことができるのはKindleUnlimitedのいいところですね。

『人間失格』太宰治 著

この常に話題の上がる『人間失格』をいままで読まなかった理由はひとつ、正直ビビってました(笑)

小説にしても映画にしても、極力ハッピーエンドを好み、バッドエンドやホラー系は避けてきました性分。

タイトルからして人間失格、しかも著者にいたってはこの本を書き上げたのち入水自殺。

ビビりの私には高い敷居でした。

 

しかし、今回意を決して拝読。

正直、気持ちが落ちる場面いくつもありながら読了しました。

読み進めながら感じたのは、自分もひとつ間違えれば、この主人公と同じようになりえるという恐怖感。

幼少期の道化の振る舞いに、同じような事をしていたなと思い返したり。

人間の暗く弱い部分に共感する箇所が多々ある内容でした。

きっと永い間この作品が読み継がれていくのも、そんな人間の影の部分に普遍的なところがあるからなのかと。

 

とにもかくにも、読み終えたのち若い頃に読まなくてよかったと安堵しました。

いまよりも流されやすくて染まりやすかった若い頃の私だと、きっとこのワールドにもっと入り込んで影響を受けすぎていた可能性大。

いまのタイミングが初見で良かった~。

そんな作品ですが、なぜだか今後人生でまた再読するだろう思っちゃいます。

 

KindleUnlimitedなら無料で読むことができます。

 

『坊ちゃん』夏目漱石 著

上記の『人間失格』を読了後だったので、ハッピーエンドな話が読みたい…。

ということでレビュー参考にして『坊ちゃん』をダウンロード。

 

タイトル通り、坊ちゃんなる人物の半生を描いたヒューマンドラマ。

「親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている。」で始まる物語は、無鉄砲で真っすぐで不器用な主人公が、東京から四国の中学校に赴任。

しがらみの多い田舎の地域の中で、キャラ際立った他の登場人物とのやりとりは胸がすくような気持になります。

 

ただ、主人公が痛快に悪だくみしている連中をやっつけてハッピーエンド、というお話ではなく。

最後はそのしがらみの多い場所から東京へ戻り、唯一坊ちゃんを可愛がっていた清のところへ戻っていく。

結果を乱暴にまとめると、気の良い人たちはその場所を去り、悪だくみ連中はその場に留まって生活し続けている。

勝負に勝って試合に負けている印象。

 

世間からは笑われても、社会的地位には全く執着せず、自分の信念のみで生きる主人公を、社会的敗者ともみれるだろうし人生のツワモノ勝者ともとれる。

個人的には、社会的地位や価値観が、必ずしも個人の幸せとはイコールではない。

そんなふうに読み解きましたm(__)m

 

ネットで『坊ちゃん』のレビュー記事を読んでいると、清が坊ちゃんの実母ではないか?

という読み解き方をしている内容を見かけました。

たしかにそう考えるとまた違った雰囲気になる。小説って面白いですね。

歯切れ良い文章はさらさらと読めて、これが明治に書かれている事に驚きます。

Kindleunlimitedなら無料で読めます。

 

Kindleunlimitedのすすめ

本屋に行くとどうしても新書なんかに目がいっちゃいますが、Kindleunlimiteのおかげて今回この名作2作読めました

無料部分をフル活用してやるぞという動機は邪ですが。

 

電子書籍ならではの、ページのパーセンテージや読了予測時間機能も参考になっていいですね。

 

まだまだこれからKindleunlimitedを使い倒していきたいと思います。

初回の30日間は無料なので、読書好きな方は是非!

 

月額980円ですが、現時点でサーフィン雑誌もいくつか無料で読めますし月に雑誌を含めて数冊読むならもとはとれるかとm(__)m




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