123です。
去年ぐらいから、様々なツインフィンモデルを試乗させてもらって、ツインの面白さと奥深さを再認識中。
そんななか、アルメリックから新しいツインモデルがリリース!
その名も『FREESCRUBBER』(フリースクラバー)
テストボードをお借りして何度か乗らせてもらったんですが、アルメリックがここ数年リリースしているツインフィンモデル、CI FISH、FISHBEARD、TWINPIN、のどれとも違った乗り味。
ツインフィンのスピードとフローはありつつも、コントロールしやすく普段トライフィン乗っているサーファーも違和感なく乗れるフィーリング。
フリースクラバーにキャッチをつけるなら、温故知新なオールラウンドツインフィン!
きっとこんなイメージですm(__)m
目次
アルメリックのフリースクラバーとは
トム・カレンとブリット・メリックがツインフィンでの新たな感触を追求してデザインされたFREE SCRUBBER。
デザインの源は、40年前にアルがトムの為にシェイプしたマジックボードを思い出し、当時のデザインをイメージしながら再現された。
特に特徴的であったのが強調されたVボトムであり、ローエントリーロッカーに、クラシックなタイトスワローのアウトラインを備える事により、ビックリするほどのスピードとレスポンス性を実感できる。それに加え洗礼されたテーパーレールをデザインに加えることにより、急斜面の波でもホールド性とコントロール性を十分に感じられる。
どんなコンディションにも応じるFREE SCRUBBERモデルは、非常に乗りやすく仕上がっており、必ず楽しいセッションになる事間違いなし!
チャネルアイランズジャパンオフィシャルサイトより
フリースクラバーのディメンション
Length | Width | Thickness | Volumes |
5’6 | 19 1/2 | 2 1/2 | 29.0L |
5’8 | 19 3/4 | 2 9/16 | 31.0L |
5’10 | 20 | 2 5/8 | 33.1L |
6’0 | 20 1/4 | 2 11/16 | 35.3L |
6’2 | 20 1/2 | 2 3/4 | 37.6L |
2021年にリップカールから、レジェンドサーファーであるトム・カレンのトリップ映像がローンチ。
その映像の中で乗っていたボードのひとつが、今回アルメリックからリリース。
モデル名もそのクリップ名を採用したようですね。
チャネルオフィシャルのフリースクラバー動画↓
ここ数年の間にアルメリックからは、CI FISH、FISHBEARD、TWINPINと様々なツインフィンモデルがリリースされましたが、そのどれとも違った乗り心地。
フリースクラバー試乗しての123レビュー
一回目は大きめディメンション5’8を試乗、そして二回目と三回目は5’6を試乗しました。
どちらのサイズでも、パドル時の胸のあたりのボリュームがしっかりしているのでパドルが楽な気がしました。そして大きめディメンションでも、あんまり浮力が邪魔な感じがしなかったように感じます。
まず5’8を試乗した時のコンディションは、腰前後のタル早めな波。
ツインフィンならではな加速感ありつつ、大きめディメンションなのにコントロールしやすい!というのが第一印象でした。
一回目の時に装着していたフィンはFUTUREのCI KEEL。
硬くやや重みもあるグラス素材のキールフィンモデルです。
その後に試乗させてもらったのは5’6。
モモ波で乗ったんですが、以前の5’8とはボードサイズも小さいし、フィンがハニカムのDA KEEL装着で全く違った乗り味になりました。
その後、もう一回同じ仕様で乗った動画↓波は腰前後ぐらいでした。
FUTUREフィンのDA KEELはこんなのです↓
5’6+DA KEELで乗ると、CI KEELと違って軽快!
コンパクトなビーチブレイクでもタイトにターンを楽しむ事ができました。
58㎏前後の体重の私には適正のサイズになったというところもありますが、CI KEELからDA KEELに変えた時のテールの軽さ、抜け感が大きく変化したように感じます。
フリースクラバーのコンケーブ
ボトムのコンケーブはほぼフラット~しっかりとしたveeに変化するように設定されてます。
ゆえに凹みがないのでライディング中もボトムに水が流れてボードがリフトするというよりかは、フェイスに張り付いているようなフィーリングです。
フィンで走るラインを変化できるメリット
これはフリースクラバーだけに限らず、ほとんどのツインフィンモデルで言えることでしょうが、フィンによって乗り味が大きく変化します。
上記したCI KEELとDA KEELでも乗り味がとても変わりました。
コンパクトなビーチブレイクではDA KEELのようなハニカム素材が軽くて合っているような印象。
逆にCI KEELはしっかりとしたホールド感が出るので、サイズもフェイスもある波で大きいラインを楽しむには良いと思います。
チャネルアイランズチームの、Bruddah Cliffが使用しているのはもっとレイクの角度が立ち気味テンプレート。
左右違うフィンつけてますが、片方はツインスタビのFUTURE AMTかな??
Cliffの動画ではブローテールするぐらいテールがリリースされてます。
よりレイク立ったフィンだと、小回りの利いたターンが楽しめそうですね。
フリースクラバーはどんなニーズに合うか
今回は2ディメンションを乗ったことで、このボードが幅広いニーズに対応できるモデルというのが、よりわかりました。
個人的な意見ではありますが、フリースクラバーは
・普段トライフィンに乗っているけど、ツインにも挑戦したいというサーファー
・浮力はしっかりととりつつ、軽快なボードコントロールがしたいベテランサーファー
・幅広いコンディションに対応できるツインボードをお探しのかた
今回の試乗で、少しオーバーフローで乗っても楽しめるという事と、トライフィンから乗り換えても違和感が少ない感じがしました。
そしてフィンセレクトによって対応できるコンディションにも幅が出せる、とてもオールマイティなポテンシャル。
フリースクラバーは温故知新を体感する新しいツインフィン
フリースクラバーの起源が数十年前のトム・カレンのマジックボード。
故きを温ねて新しきを知る、まさに温故知新なモデル。
サーフィン歴が十数年の私ぐらいのサーファーの方だと、現代風のボードに慣れているだけに新鮮で面白いフィーリングを感じれると思います。
ほとんどトライフィンしか乗ったことが無いという方は、サーフボードの選択肢の幅広さや奥深さに触れる為にもフリースクラバーはおすすめです。
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