ここ数年のツインフィンブームが続いているサーフィン業界。
ボードブランドは様々なツインフィンのアイデアのモデルをリリースしているし、フィンメーカーもスラスターよりもツイン派生の新しいテンプレートの開発のほうが進んでいる様子。
今回ご紹介するボードもチリサーフボードの中でも人気のツインフィッシュモデルSUGAR。
マテリアルはEPSのTWINTECH仕様となります。
アウトラインの見た目はもっさりとした古くからあるレトロツインに見えますが、乗り味はレスポンス良くツインの良さも十分に感じれるモダンな乗り味。
このツイン正直かなり面白いです。
私が入っている福岡の小波~ミドルサイズのビーチブレイクに合っているのか、かなり調子よいです。
好みは分かれるジャンルではありますが、個人的なレビューを記事にしました。
ChilliSurfboard SUGARとは
チリサーフボードからリリースされているツインフィッシュモデルSUGAR。
アウトラインはレトロっぽい雰囲気ですが、レールエンドは薄くなっておりモダン要素も加味されております。
以下はオフィシャルサイトから
シュガーモデルは、チリサーフボードの中で最新のキャンディーで、レトロなビジュアルとモダンなテイスト融合させたハイブリッドです。
テールに向けたストリートなアウトラインは、大きくスピードのあるターンを得意とし、またリップアクションも決して苦手ではありません。
イーグルノーズ起用でノーズエリアの浮力を確保しパドルスピードを得ます。そしてレールが海面をとらえ、瞬発力を得るためローレールも特徴のひとつ。広くて深いフィッシュテールは波のフラット部分でも機能し、波の切り立つ部分ではパフォーマンスへと繋がります。長さは短く乗っていただきたく、パフォーマンスサーファーのアベレージで5’2~5’4あたりをオススメします。グライド感えフローを楽しむ方は5’6~5’8あたりを推奨します。
チリサーフボードジャパンオフィシャルサイトより
普段、オーソドックスなスラスターショートを乗っている方でもコントロールしやすいツインフィッシュといったモデルコンセプト。
ボードを持った感じも幅はしっかりありますが、レールはセンター厚表記よりもずいぶんと薄く感じます。
オフィシャルの動画でも、バリのパワーあるビーチブレイクのフェイスでしっかりとしたトラックのターンができているのがわかります。
今回、私がテストライドしたのはSUGARモデルのチリ独自EPSマテリアルTWINTECH仕様の5’5を乗ってみました。
体重58㎏前後の私にはオーバーサイズですが、十分に楽しめました!
123レビュー
まず今回のTWINTECH仕様を試乗する以前にPU素材のSUGARをテストしたことがあります。
確かサイズは5’5か5’6ぐらいだったかと。
この時はボードサイズも大きかったし、おそらくラミネートもデッキ4oz+6oz(うろ覚えです。)
少し重たく、その自重でクルージングする感じが気持ちいい印象でした。
2021年からチリジャパンでもTWINTECHのストックボードがラインナップしてSUGARもストック展開されており、試乗ボードを数回テストさせていただきました。
素材が変わっただけなのに、まったく違う乗り味になってビックリ。
結論から言うとビーチ波でレスポンス早い乗り味を楽しみたいなら、TWINTECH仕様がおすすめです。
私が使用した試乗ボードのサイズは5’5です。
まず初回のテストライド。
フィンはFCS2 CHRISTENSON KEELを装着。
キールフィンなので、フィンの抵抗は大きくターンのラインは大きくドライブする乗り味。
フェイスに8の字を描くようなラインを楽しめましたが、このフィンだとある程度フェイスあるコンディションを選ぶようになりそう。
私がよく入るミドルコシハラのコンパクトなビーチブレイクだともう少し小さめのフィンのほうがマッチするのでは??
という事で二回目以降はFCSから2021年に新しくリリースされたMICKTWINを装着。
MICK TWINのフィンのレビュー記事はこちら↓
TWINTECHの乗り味の違いにびっくりしましたが、フィンもこの変化で乗り味が大きく変わり2度ビックリ。
コシハラぐらいのまとまりない風波でテストライドしましたが、変則的なセクションにしっかり対応できました。
まるで違うボードに変わったように乗り味が変わりました。
ツインフィンは選ぶテンプレートの大きさの幅が広いので、トライフィンボードとは違う変化が楽しめます。
二回目のフィーリングがあまりにも良かったので、3回4回…と回数重ねて乗り込みました。
基本ビーチのコンパクトなモモ~腰腹ぐらいのサイズで入りましたが、乗り込むごとに面白さが増していきました。
とにかくスピーディでテールのルース感が気持ちいい。
そしてEPSのレスポンスの速さも心地いいんです。
小さめビーチブレイクなら個人的にはTWINTECHの反応が好みです。
ただサイズあったりパワーがあるコンディションはPUのほうがコントロールしやすくなると思います。
SUGARのマテリアルセレクトで悩まれている方は、普段入るコンディションに合わせるのがベターです。
こんなサーファーニーズにおすすめ
・ツインフィッシュに乗りたいが、重たい乗り味は嫌だ
・普通のトライフィンとは違う乗り味を求めている方
・小波コンディションでファンサーフしたい
クルージング要素を強くしたいならPU素材がおすすめです!
カスタムなら通常の4oz二層だったり、6ozをいれた重めなクラシックな感じも選べるので好みに合わせてカスタマイズ可能。
チリサーフボードをカスタムならお近くのディーラーをオフィシャルサイトで検索!
まとめ
ChilliのSUGARモデル。
マテリアルの選択やフィンセレクトで、一つのモデルから多様な乗り味を生み出すことが可能な素晴らしいモデルです!
私の場合は入るコンディションがコンパクトなビーチブレイクが多いので、TWINTECHマテリアル+FCS2 MICKTWINが一番汎用性高くて好みでした。
しかし、ご覧にいただいたみなさんが同じ仕様がハマるとは限りません。
この記事が、皆さんの好みに合ったツインフィンに出合える為の参考になれば幸いですm(__)m
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